ハワイが初めての人にとって、そこそこ悩みのタネとなるのが「目的地までの移動」
ワイキキ周辺のホテルに宿泊して、ワイキキビーチとショッピングだけを楽しむなら、このブログでも度々登場しているトロリー(ワイキキトロリーや旅行会社のトロリー)の移動で十分です。
でもせっかくハワイに来たんだから、ちょっとだけ遠出してみたい、さすがにワイキキ周辺ばかりで飽きた。という方もいる思います。移動に便利な手段はタクシーですが、頻繁に使うならちょっとお財布に痛い。
そこでお勧めしたいのがハワイの公共交通機関のバス。通称もそのまま「TheBus」です。
ザ・バスを使いこなせれば行動範囲がグッと広がりますよ。
ハワイのザ・バスはどこまで乗っても$2.5!
なんと言っても、ザ・バスの素晴らしいところは料金が一律な点。どこまで乗っても・・・例えばワイキキビーチから一番遠い観光地ノースショアまで行っても$2.5です。(2015年現在)
ちなみにその他の料金は、6-17歳までが半額($1.25)、6歳以下は1人目まで無料です。
その気になれば、アラモアナショッピングセンター→シーライフパーク→カイルアビーチ(路線番号57、56)の人気のドライブコースを$2.5で楽しむことだってできちゃいます。
昔は大変!でも今は超便利!
安く移動出来る手段なので便利に使いたいところですが、やはりハワイとは言えそこは外国。それなりのルールと苦労があります。
まず、日本のバスと一番違う所。
停留所に時刻表が無いこと。
これには昔かなりやられました。当時はハワイに行く前にThe Busの公式ページで目的の路線を探して時刻表を印刷してました。目的に行く路線を探すのもまあまあ大変でした。
次に大変な事。それは
車内でアナウンスが無いこと。
これも参りました。初心者が乗っているんです。基本知らない土地です。今いる場所がどこかも判ってなくて、いつ降りたらいいんだろうとドキドキ。。以前降りるバス停を間違えたことがあり、とんでもないことになったこともあります。(次のバスまでなんにも無いところで30分待ちぼうけ)
でも今は全くそんな心配はありません。
なぜならiPhoneなどのスマートフォンに搭載されているグーグルマップ(GoogleMap)の登場で状況が一変したからです。
ザ・バスを攻略するには必須アイテム「グーグルマップ」
TheBusの公式ホームページにはGoogleマップと正式に連携していることが記載されています。(Google-Map Transitに対応と明記されている。)
今回はTheBusのお話なのでGoogleマップの詳しいお話はしませんが、簡単に言うと「グーグルマップの中に、ザ・バスの全路線の時刻表が入っている」のです。
ですので、現在位置から目的地(行きたいお店など)を検索すれば、どのバス停で乗って、どのバス停で降りれば良いか一発で検索することができます。しかも、「○時○分発の○番バスに乗ってください」という時刻表が加味された案内付きです。
またバス乗車中は、GPSとグーグルマップで現在地がわかるので、降りる場所を間違えることもありません。
オアフ島のザ・バスに自由に乗りたいならGoogleマップは必須です。是非MAPを使いこなせる様になってくださいね。
ハワイThe Busの乗り方と注意点
ハワイのザ・バスは前のドアから乗り、後方のドアから降ります。料金は前払い制です。お釣りは出ない可能性が高いので、あらかじめ小銭を用意しておきましょう。
また先方の座席にはCOURTESY SEATING(優先座席)が設定されています。
日本と違ってまず空いてます。なので慌てて乗車して「あっ!空いてる!」と言って座らない様にしてくださいね。
降りるときはバス内に張り巡らされたロープを引っ張ります。「STOP REQUESTED」の表示が出ればOKです。(日本のようなボタン式ではありません。)
降車ドアは自動で開く場合もありますが、多くはドアのバーを押すと自動で開くタイプです。(自分で開ける。)
禁止行為
飲食はダメ!カフェで買ったドリンク程度でもマナー違反です。タバコはもちろんダメ。(ハワイは公共の場所はもちろん、ホテルのラナイでも原則禁止です。)
スーツケースのような大きな荷物の持ち込みはダメです。(なので空港からホテルへの移動にザ・バスは不向きです。)
あ、ベビーカーは大丈夫です。
その他は日本のバスと同じマナーだと思います。ポイントは他人に迷惑をかけないということですね。
知らないと損!トランスファーチケットの話
ザ・バスに乗るなら絶対知っておかなければならない、トランスファーチケット。(乗り換え券)
これは2時間以内の乗り換えに使えるチケットのことです。簡単に言うと2時間以内なら1回の料金で2回乗れちゃうんです。
昔は目的地に行くにはどうしてもバスの乗り継ぎが必要なときのみ使えたんですが、今は全くの自由。2時間以内であれば往復で使っても問題ありません。
入手の方法は至って簡単!乗車時ドライバーさんに「トランスファーチケット、プリーズ!」と言うだけです。
すると乗車時間の部分を破ったチケットをくれます。2回目の乗車時にそのチケットを渡せば無料で乗車することが出来ます。
The busを使って目的地まで移動してると、降車後またすぐにバスに乗るようなケースも発生します。(降りる場所を間違えたとか。お店が閉まってたとか。)なので、トランスファーチケットは必要ないなぁという時でも一応、もらっておきましょう。
使うか、使わないかはケースバイケースの4DAY PASS
4日間乗り放題の「4-DAY PASS」は$25でABCストアやセブンイレブンで購入することができます。使い方は簡単で、4ディパスをドライバーさんに提示するだけです。
4日間で11回以上ザ・バスを利用するならお得と言えますが、これがなかなか微妙なライン。
例えばアラモアナやワイキキ中心部への移動であれば、ツアー会社の用意する無料トロリーや、JCBカード提示でピンクライン無料乗車(2015年現在)があるので、TheBusの利用が無くても大丈夫。
また先ほどご紹介したトランスファーチケットを上手く利用すれば、利用回数も少なくて済みます。
トランスファーのルール(経由地点でのみ使用可など)が厳しかった頃はこの乗り放題パスはアリな選択でしたが、もしかしたら今はあまり必要ないかも知れません。
ただ、4ディパス(4-DAY PASS)は、持っていれば気軽にバスに乗れるのでとても便利です。余裕のある方は是非!
その他の注意点
ハワイに限らず海外の交通機関は、ほぼ時間通りに来ません。(オアフのザ・バスはマシな方かも。)
なので、時間には余裕を持って行動することと、時間通り来ないことに怒らないことがポイント。
また、ノースショアなどバスの本数が少ない所に行ったときは、帰りのバスはくれぐれも注意してください。行ったはいいけど帰れないなんてことにならないように。(早め早めの行動を心がけましょう!)
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